株式市場のような仕組みを利用したCtoCのリセールプラットフォーム、「ストックX(Stock X)」が6月1日に日本版をリリースし、アジア進出を公式に発表した。
日本語のウェブサイトとソーシャルメディアアカウントを開設し、円表記と日本語でのカスタマーサポートにも対応した。これを機に、日本を拠点にアジア全域での事業に力を入れていく。
「ストックX」は商品のリアルタイムの価格や出来高、過去の販売データを確認して入札と出品ができる、株式市場のようなシステムを導入している。CtoCで多発する偽物の問題を解消するために、世界6カ所の鑑定センターでの真贋鑑定により、取り引きされる全てのアイテムの本物保証をしている。
“スニーカー版商品取引市場”とも呼ばれ、「ナイキ(NIKE)」「シュプリーム(SUPREME)」「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」といったブランドのほか、限定やコラボアイテムなどが売れ筋だという。
なお、「ストックX」は新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、世界保健機関のための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金(COVID-19 Solidarity Response Fund for WHO)への支援を4月29日に発表。10ドル(約1070円)の寄付でウサイン・ボルト(Usain Bolt)やリオネル・メッシ(Lionel Messi)が提供したアイテムが当たる抽選に参加できるキャンペーンで、5月上旬までに30万ドル(約3200万円)以上を集めた。