ファッション

コロナ後に向けてブランドの世界観に合わせた消毒液置き場を開発・提供

 ブランドの特徴を視覚的に演出するためビジュアル・マーチャンダイジング(VM)コンサルティングから施工までを手がける ヴィジュアル・マーチャンダイジング・スタジオ(VMS)は、緊急事態宣言解除後の店舗再開を進めるファッションやビューティ、ライフスタイル、フード業界の企業に対し、お客を出迎えるためのVMサービス2種の提供を開始した。

 一つ目のサービスは、ハンドサニタイザー及びキープディスタンス専用什器の開発・提供だ。コロナ禍ではマスク着用や手の消毒が必要不可欠で、店舗入り口には消毒液置き場は必須。店頭はブランドの顔であり世界観を体現するのに重要な場所であることから、VMSはブランドや店頭の世界観に沿ったハンドサニタイザーやキープディスタンス専用什器を用意する。制作は木工ベースでアクリルや化粧板で外装するほか、ブランドロゴを入れたり要望に応じてサイズや形状のアレンジ、卓上型にしたりするのも可能。納期は2~3週間を予定する。また、キープディスタンス用フロアステッカーの準備も進めているという。

 二つ目は、パーティースタイリングを手掛けるトーキョーフラミンゴ(TOKYO FLAMINGO)と提携したフラワーアレンジ装飾ディスプレーだ。ウインドウやVP、テーブル上の装飾や顧客イベントのギフトデザイン、インスタグラムなどのプロップスタイリング提案を行う。納期は約3週間。

 コロナの影響でECが盛り上がっている一方、対面でのサービスと接客を受けたいと思う人が街に戻ってきたとき、「“店舗ではどのようにお客さまを迎えるか?”“お店にとって何が一番サポートになるだろうか?”と考えた。そして、まずはお客さまやスタッフの不安を払しょくすることが最優先であり、ハンドサニタイザーやキープディスタンスなどのツールの整備が必要。さらに、『やっぱり実店舗はとても楽しい!』と思って頂くため、花のデコレーション・装飾案の提案をしようと思った。すでにファッションとビューティ両方の企業から多くの受注があった。安心して買い物できる環境を提案して小売業をサポートすることが当社の責任と捉えている」とVMSの堀田健一郎代表は述べる。一方で、「これからワクチンや特効薬の開発を心待ちにしつつ、このような“ツール”の出番が無くなる日が来ることが一番の願いだ」と締めくくった。

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