ニット専業アパレルのジム(東京)の八木原保社長兼会長(80)が春の叙勲で旭日双光章を受章した。八木原社長の叙勲は2012年の黄綬褒章に続く2回目。八木原社長は1965年に自身が創業したジムの経営だけでなく、東京ニット卸商業組合理事長、日本メンズファッション協会理事長などの活動を通じて繊維ファッション業界に貢献してきた。また本社を置く原宿の活性化にも長年尽力し「原宿の父」とも呼ばれている。
新型コロナウイルスの影響で今回は宮中ではなく、5月下旬に東京都庁で伝達式が行われた。八木原社長は「この栄誉は東京ニット卸商業組合理事長の私個人としてだけでなく(中略)ニット業界全体でいただいたと感謝している」とコメント。新型コロナウイルスの影響の長期化が懸念される中、「このような状況下だからこそ、業界の活性化と発展のために全力で取り組みたい」と決意を新たにする。