フィンランド発のライフスタイルブランド「マリメッコ(MARIMEKKO)」が新クリエイティブ・ディレクターにデンマーク出身のレベッカ・ベイ(Rebekka Bay)を指名した。
ベイは「コス(COS)」の立ち上げ時からクリエイティブ・ディレクターを務め、その後「ギャップ(GAP)」のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼クリエイティブ・ディレクター、「エバーレーン(EVERLANE)」のクリエイティブ責任者を歴任した。
2017年から「ユニクロ(UNIQLO)」のニューヨークのリサーチ&デベロップメントセンターのクリエイティブ・ディレクターを務めていたが、現在は退社している。「マリメッコ」の取締役も17年から兼任していたがその役を降り、今年9月にクリエイティブ・ディレクターに就任する予定だ。
ティーナ・アラフフタ・カスコ(Tiina Alahuhta-Kasko)=マリメッコ最高経営責任者(CEO)は彼女のアジアをはじめとする国際市場での経験を高く評価し、「クリエイティブなビジョンと商業的思考を持ち合わせたリーダーだ」と語った。
ベイの就任後も、サトゥ・マーラネン(Satu Maaranen)はウエア、バッグ、アクセサリーのヘッド・デザイナーを引き続き務める。同様にミンナ・ケメル・クトゥボネン(Minna Kemell-Kutvonen)はプリントデザインおよびホームコレクションのディレクターを引き続き担当し、2人はベイの直属となる。
「マリメッコ」はアラフフタ・カスコCEOの下、幅広い層にアピールできるより現代的な製品を生み出そうとしており、「ユニクロ」とのコラボラインも発表した。今回のベイの就任で国際市場での更さらなる知名度の向上を狙う。