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「グッチ」がサステナビリティに特化したデジタルプラットフォームを開設 事業全体の環境負荷削減を示す環境損益計算書も公開

 「グッチ(GUCCI)」は6月9日、ウェブサイト「グッチ エクリブリウム(GUCCI EQUILIBRIUM)」をリニューアルし、同サイトと連携させるかたちで、サステナビリティに関するコンテンツに特化したインスタグラムアカウントを開設した。

 2018年に始まった「グッチ エクリブリウム」ではこれまで“人々”と“地球”を2大テーマとし、環境負荷の削減や自然保護活動、人権問題などに対する「グッチ」の取り組みを網羅的に紹介してきた。今後は同テーマを引き継ぎながら、立ち上げたインスタグラムと結びつけ、より多様な人々のメッセージを発信することでコミュニティー内のつながりを強化していく。リニューアルした新しいサイトロゴはアーティストのMP5がデザインした。さらに、公式ウェブサイト上にはサステナビリティ施策に対する理解を促進するために、約400点のアイテムのサステナビリティ情報を確認することができる新しいアイコンを設けた。

 また「グッチ」は同日、19年度の環境損益計算書を公開し、事業全体の環境負荷を前年比で21%削減したことを発表した。今回の結果は、15年の結果を基準値として25年までにグッチの直営事業所とサプライチェーン全体による環境負荷を40%削減し、温室効果ガス排出量を50%削減するという目標を前倒しで達成しつつあることを示している。

 最高経営責任者のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)は「グッチは、あらゆる不正や差別を許さずにより公正な未来を築くことを最重要課題としている。現在起きていることを見つめ、人種差別を撲滅し、平等のために闘うという私たちの揺るぎないコミットメントは、今やさらに強くなっている。私たちは企業として、人々のため、そし事業全体の本質のために、前向きな変化を生み出すことに引き続き注力していく。またグローバルブランドとして、コミュニティーと協力し変化を促す責任を負っている。『グッチ エクリブリウム』を通してコミュニティーの声を結集し、ともに前進する道を示したい」とコメントした。

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