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「カルティエ」擁するリシュモンの会長が予測する消費動向の変化

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 「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「ピアジェ(PIAGET)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」などの宝飾・高級時計ブランドや「クロエ」「ダンヒル」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINACIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は、2020年3月通期決算を発表した。決算発表会にはヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長がおよそ18カ月ぶりに登壇し、新型コロナウイルスの影響がもたらす消費動向の変化や今後の展望などについて語った。(この記事はWWDジャパン2020年6月8日号からの抜粋です)

 同社の2020年3月通期は売上高が前期比1.7%増の142億ユーロ(約1兆6898億円)だったが、新型コロナウイルスが発生した20年1~3月で見ると前年同期比18%減となった。ルパート会長は、「まさかこのようなパンデミックが起きるとは予想していなかったが、いずれは景気が悪化することを見越して数年前から準備していたことが幸いし、当社の財務状況は健全だ。手元資金は24億ユーロ(約2856億円)もある」と述べた。

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