写真家・映画監督の蜷川実花は6月8日に、写真集「東京 TOKYO」を発売した。同写真集の発売を記念して、個展「東京 TOKYO / MIKA NINAGAW」を渋谷パルコ4階のパルコ ミュージアム トウキョウ(PARCO MUSEUM TOKYO)で6月12日から29日まで開催する。また同期間に、会場の様子を3Ⅾビューで鑑賞できるオンライン展示をパルコ アート(PARCO ART)公式ウェブサイトで併催。
個展では、蜷川が東京にフォーカスし2年間取り続けた500点以上の作品を展示する。1990年代と現在の都市の変化が分かるものや、首都高、東京タワー、スカイツリーのほか、非常事態宣言中の街並みなどを展示する。
蜷川は「いつか、東京ときっちり向き合って写真を撮らなくてはいけないとずっと思っていた。東京に生まれ、この街にしか住んだことがない。でも、向き合うだけの準備が出来ていない気がして、ずっとうやむやにしてきていた。2年前に、ふとそのタイミングがきた気がした。映画『Diner ダイナー』と 『人間失格 太宰治と3人の女たち』を撮り終えた後、シャッターを切ることだけで勝負をしてみたいと思った。やはり写真には時代が写り込んでくる。フィルムに焼きつく光景が日々変わっていく。今も東京を撮り続けている。写真はやっぱり面白い」とコメントした。
■「東京 TOKYO / MIKA NINAGAW」
会場:パルコ ミュージアム トウキョウ(オンラインでも開催)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ4階
日程:6月12日〜29日
時間:10:00〜21:00
料金:一般500円・学生400円・小学生以下無料