複数のアパレルEC事業を手掛けるアンド マークス(AND MARKS)は6月18日に、ファッションマスクに特化したECプラットフォーム「マスクウェアトーキョー(MASK WEAR TOKYO以下、MWT)」を立ち上げる。それを記念し、18~24日に新宿マルイ アネックスと渋谷109でポップアップストアを開く。
同社は、アートディレクターの千原徹也や人気アーティストの平泉春奈、イラストレーターのCahoやモチコのほか、フォトグラファーや俳優などのクリエイター100人とコラボレーションし、100種類のマスクを製作。生産は浴衣帯で知られる福井県の小杉織物が手掛け、品質にもこだわっている。マスクの内側には通気性や吸湿・放湿性などに優れたシルクを使用。シルクは涼しく感じられる素材で、紫外線カットや抗菌性、臭いを抑える効果があるといわれている。表にはポリエステルを使用し、フィルターを挿入できる三重構造だ。また、マスクのギフト需要を想定してモノトーンのパッケージも用意する。マスクの価格は3000円から。
三輪武寛アンド マークス最高経営責任者は、「使い捨てマスクに違和感を感じていた。洋服のようにマスクにも個性があっていいのでは」とMWTを立ち上げたという。5月中旬にSNSで人気のあるクリエイター100人を集め、小杉織物にアプローチ。スピーディーに100種類のマスクを生産するにあたって、オフィスを福井に1カ月間移し、小杉織物とともに議論と試作を重ねて商品化した。