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子どもをならって「学べる」動画もがんばります! エディターズレターバックナンバー

※この記事は2020年6月4日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

子どもをならって「学べる」動画もがんばります!

 緊急事態宣言が全国で解除となり、6月1日から子どもたちは毎日学校が始まりました。子どもたちにとって約3カ月間の学校のお休みは良くも悪くもさまざまな変化をもたらしたと思います。一番は、あくまでうちの場合ですが、兄妹喧嘩が増えたということでしょうか。これまでまあまあ仲の良い兄妹と思っていたのですが、ずっと一緒にいるからか、まあ喧嘩が絶えませんでした。4つも離れているのに、なぜ兄は妹にちょっかいを出すのか。そして妹はいちいち反応して「ムカつく」とクッションを叩くのか……。ちょっと理解できません(笑)。

 喧嘩の一番の原因は、iPadの奪い合いです。リモート学習を前に、塾に入った兄には塾のサイトを通して、英語の発音などの課題が出されるため、パソコンが必要でした。家にあるパソコンは旦那の仕事用でもあり、なのでiPadを購入したのです。それがコロナの影響で、塾やピアノなど習い事が全てオンライン上で行われることになり、iPadの出番は増えました。それに、やっぱり子どもたちの興味は、ユーチューブなので、空いた時間にどっちが使うかで揉めるんですよね、これが。

 サッカー少年でピアノ男子の兄は、マンチェスターユナイテッドAG (6月2日時点チャンネル登録者数4.22万人)や、街にあるピアノを弾く動画をアップしている、よみぃ(同97.8万人)などをフォロー。外出自粛前は断然、マンUでしたが、自粛中はずっとよみぃ。例えば都庁にあるピアノを弾きに行くのに、自分できちんと演出して物語風にしていたり。その腕前に観客は集まり聞き入っています。彼の影響で、4歳からピアノを習っている(ピアノを弾ける男子は格好いいはずと習わせた私)息子は、それまで大して練習しなかったのに、毎日ピアノざんまい。ご飯食べてはピアノ。ユーチューブ見てはピアノ、勉強(あんまりしてないけど……)してはピアノ。しまいには、ピアノのユーチューブも始めてしまったんですよ〜。実際、ただ弾いてる姿をアップしているだけかと思ったら、編集してるやん、文字入れたりしてすごいやん。どこで覚えたの?と聞くと、ユーチューブで調べた、と。これは完全にジェネレーションギャップ、時代だなあと痛感。時代を生き抜くとはこういうことなのだなあと。不測の事態に新しい何かを見つけ、前を向く。息子はそこまで考えていないだろうけど、大人になった時、こういう力は重要かもと思ったんです。

 娘のお気に入りは、ボンボンTV(同208万人)や、えっちゃんねる(同75万人)。何が面白いの?と娘に聞くと、「いたずらとかが面白かったりするけど、えっちゃんは漫画の書き方とか真似てるの」と。娘の将来の夢は漫画家か絵本作家。その“先生”がえっちゃんみたい。えっちゃんは、フォロワーから送られてきた漫画をリメイクするというのをアップしていたりするのだけど、それを真似て漫画を描いている娘。なるほどなあと。

 今、「WWD JAPAN.com」では、動画、ライブ配信に力を入れています。コロナの前から動画は注力してきたのですが、ここへきて動画に加えライブも加速し、毎週月曜と木曜には、「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の最新号紹介を行う、ライブ配信「Reed More」を実施しています。ユーチューバーさんの、子どもをも引きつける構成力から、学べることはたくさんありそうです。息子はサッカーもピアノも、娘は漫画をユーチューバーさんから学んでいます。そう、動画って「学べること」がキーワード。「学べる」配信も心掛けますので、ぜひともチャンネル登録お願いしますw。そして紙の特集も時代の流れをキャッチした、こういったことを取り入れていくべきと思ってます。

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