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ロレアルが米ナチュラル系スキンケアブランド「セイヤーズ」を買収 ウィッチヘーゼル化粧水が人気

 ロレアル(L'OREAL)は米国発ナチュラルスキンケアブランド「セイヤーズ ナチュラル レミディーズ(THAYERS NATURAL REMEDIES)」を親会社のヘンリー セイヤー(HENRY THAYER CO.)から買収する。買収額は明らかになっていない。

 「セイヤーズ ナチュラル レメディーズ」は1847年に医師のヘンリー・セイヤー(Henry Thayer)が米マサチューセッツ州で立ち上げ、オーガニックウィッチヘーゼル(ハマメリス)とアロエベラ入りの化粧水で知られている。ウィッチヘーゼルは肌を引き締め、水分バランスを整えることが期待され、同ブランドは化粧水から固形石鹸などに配合している。現在はスーパーや薬局、化粧品専門店で売られており、日本ではコスメキッチンや東急ハンズなどで扱いがある。また、日本の輸入代理店は海外の化粧品や雑貨を取り扱うディープ・フィールド・ジャパン(DEEP FIELD JAPAN)が務めている。なお、昨年の同ブランドの売り上げは4400万ドル(約47億円)だった。

 同ブランドは「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYX PROFESSIONAL MAKEUP)」などを擁するロレアルのコンシューマー プロダクツ事業部に収める予定だ。同事業部はロレアルの中で最も大きく、20年1〜3月期は31億7000万ユーロ(約3804億円)を売り上げた。アレクシ・ペラキ・ヴァラ(Alexis Perakis-Valat)=ロレアル コンシューマー プロダクツ事業部プレジデントは「セイヤーズ」を“ナチュラル”と“ヘルス・ウエルネス”という2つのスキンケアトレンドを捉えたブランドだと説明し、今回の買収の狙いについて「われわれのグローバルなスキンケア事業を拡大させ、北米のブランドポートフォリオにもマッチする」とコメントした。

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