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アマゾンが模倣品対策に本腰 専門チームを結成

 アマゾン(AMAZON)は模倣品対策を専門に行う「模倣品犯罪ユニット(Counterfeit Crimes Unit以下、CCU)」を結成した。CCUは元連邦検察官や捜査官、データアナリストなどによって結成されたチームで、模倣品と疑われるアイテムの検知や模倣品を取り扱う業者を発見し、訴訟提起を行う。CCUの第一の目的は意図的にアマゾンの規約違反を犯していると疑われる出品者を摘発することだが、最終的な目標は「アマゾン」に掲載される商品一覧に模倣品を一切表示させないことだという。

 同社は2019年の1年間で模倣品対策に従業員8000人と5億ドル(約530億円)を投入している。また、同期間中に侵害品と疑われるアイテム60億点を検知し、侵害品を扱う業者2500万アカウントを業者が商品を掲載する前にブロックしているという。

 「模倣品を販売しようとした場所や模倣品取り扱い業者の所在地にかかわらず、法に基づいて可能な限り最大限の責任を負わせると警告している」とアマゾンはコメントしている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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