「アディクション」は、2015年に発売したブランドを代表する全99色のアイシャドウ「ザ アイシャドウ」をリニューアルし、8月28日に発売する。生き物のリアルな美しさからインスパイアされたカラー展開で、肌との一体感をかなえるラインアップとしてパワーアップする。「パール」「スパークル」「マット」「クリーム」「ティント」5つの質感から選ぶことが可能で、カラーや濃淡によるグラデーションではなく、異なる質感を重ねることで立体感のあるまぶたに仕上げる“質感レイヤード”を提案する。
KANAKOクリエティブディレクターは、「もっともこだわった点は肌への馴染み。色やテクスチャーなどいろいろな方向からアプローチした。アイシャドウは粉でできて浮いてしまっているなという人に出会うことも多い。もっと肌に馴染む製品を手がけたいと考えていた。また(クリエイティブの)現場で使っているテクスチャーをどう一般的に落とし込めるのかというチャレンジをした」という。
さらに「もともとある質感にクリームとティントを足した。クリームはマットのアイシャドウと重ねても使いやすく、肌への密着を質感からアプローチした。ブラシで軽く足す、目のキワに足すなどすることで、内側から繊細な光を出せる。また自然なカーブによる立体感を出すこともできる。ティントは撮影などでデューイな肌をつくることが多く、撮影ではグロッシーなものをのせてつくるが、一般的にも使いやすいようにピタッとフィットしながらも艶は残るように仕上げた。楽しんでほしいという思いが根底にある。使うのが難しいと楽しむこともおっくうになってしまうので、ツールと質感で簡単にアイメイクができるかが重要」と話した。
大澤亜希子ブランドマネージャーは、「従来のカラーによる濃淡のグラデーションではなく質感を重ねて作る新しい立体感を提案する。重ねるだけで自然な奥行きが作れる。使い方もミックスの仕方も無限に楽しめるのが特徴だ。カラーレンジは暖色系を多く用意し自然となじみやすく、肌に馴染む質感をそろえた」と語る。
新しい生活様式の中でマスクの着用が必須になったことから今後はますますアイメイクへのフォーカスが予想される。リップメイクに比べアイメイクはテクニックがいるが、カラーで作るグラデーションではなく2色を重ねるだけで簡単に作ることもできるため注目を集めそうだ。