ファッション

TOKYO BASEが見据えるファッション業界再編 国内ブランドとテック企業のM&Aを積極化

有料会員限定記事

 日本ブランドのセレクトショップ「ステュディオス」などを手掛けるTOKYO BASEが、M&A(企業の合併・買収)の積極化を打ち出している。同社は2021年2月期で中国本土に6店の出店も予定しており(既に3店を出店済み)、コロナ禍を逆手に取った攻めの姿勢だ。谷正人・最高経営責任者(CEO)と共に同社を創業し、「ピンチはチャンス」と語る中水英紀・最高財務責任者(CFO)に聞いた。(この記事はWWDジャパン2020年7月6日号からの抜粋です)

WWD:M&A積極化の背景は?

中水英紀CFO(以下、中水):現預金で50億円強の資金があり、銀行も融資に前向きだ。昨年までは未上場企業バブルで、M&A価格もハネ上がっていたが、コロナ禍の影響でいい意味で株式市場が落ち着いてきて、検討しやすくなっている。M&Aのチャンスがあれば参加できるよう、手元資金は増やしていた。M&Aだけでなく、出店や人材確保についてもこういう時は逆張りがしやすい。ピンチはチャンスだ。

この続きを読むには…
残り1322⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。