ファッション

TOKYO BASEが見据えるファッション業界再編 国内ブランドとテック企業のM&Aを積極化

有料会員限定記事

 日本ブランドのセレクトショップ「ステュディオス」などを手掛けるTOKYO BASEが、M&A(企業の合併・買収)の積極化を打ち出している。同社は2021年2月期で中国本土に6店の出店も予定しており(既に3店を出店済み)、コロナ禍を逆手に取った攻めの姿勢だ。谷正人・最高経営責任者(CEO)と共に同社を創業し、「ピンチはチャンス」と語る中水英紀・最高財務責任者(CFO)に聞いた。(この記事はWWDジャパン2020年7月6日号からの抜粋です)

WWD:M&A積極化の背景は?

中水英紀CFO(以下、中水):現預金で50億円強の資金があり、銀行も融資に前向きだ。昨年までは未上場企業バブルで、M&A価格もハネ上がっていたが、コロナ禍の影響でいい意味で株式市場が落ち着いてきて、検討しやすくなっている。M&Aのチャンスがあれば参加できるよう、手元資金は増やしていた。M&Aだけでなく、出店や人材確保についてもこういう時は逆張りがしやすい。ピンチはチャンスだ。

この続きを読むには…
残り1322⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。