「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は2021年春夏パリ・メンズ・コレクション期間中の7月11日に、ロンドンのセント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)と共同で行う教育プロジェクトを履修した学生たちによるコレクションを、特設インスタグラムアカウント内で発表する。
「ビルケンシュトック」は18年に、セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)の学士課程であるファッション&セオリーコースと共同で同プロジェクトを開始した。受講生は、「ビルケンシュトック」のアーカイブへのアクセスが許可され、250年を超える同ブランドの歴史と企業文化を学んだ。その研究成果として、「ビルケンシュトック」のスタイルを現代的な方法で再解釈した作品を学生それぞれが製作した。翌年にはオリヴァー・ライヒェルト(Oliver Reichert)=ビルケンシュトックグループ最高経営責任者(CEO)やファッション評論家のサラ・ムーア(Sarah Mower)ら業界人13人による作品審査会が行われ、ファイナリストに選ばれた10人の学生に奨学金が付与された。
今回はそのうち4人の学生の作品をコレクションとして発表する。コレクションビジュアルは、パリを拠点とするフォトグラファーのヴァルター・ファイファー(Walter・Pfeiffer)が手掛けた。なお同コレクションは21年2月から一部の店舗および公式ECサイトで販売する予定だ。
ライヒェルトCEOは「若い才能に投資し、彼らとつながることは自由な精神で仕事をすることを意味する。これは前向きな姿勢を持つブランド、特にビルケンシュトックのように全ての人を分け隔てなく受け入れる民主的なブランドが何よりも大切にする精神だ。学生たちはデザインを純粋に解釈し、納得のいく最終結果を見せてくれた」とコメントした。