「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が、女性に対する暴力撲滅を支援するデジタルフェスティバル「ステラフェスト(Stellafest)」を7月12日まで(イギリス現地時間)開催中だ。ブランドの公式LINEアカウントやインスタグラム、新たにローンチされたティックトック(TikTok)などのデジタルチャンネルで配信されている。
同フェスには、米ロックバンド、フー・ファイターズ(FOO FIGHTERS)のドラマーであるテイラー・ホーキンス(Taylor Hawkins)や、ザ・ビーチ・ボーイズ(THE BEACH BOYS)のボーカル、ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)、R&Bシンガー・ソングライターのケリス(Kelis)、姉妹デュオのクロイ&ハリー(Chloe x Halle)やソコ(SOKO)などが出演。日本からは、エンド・オブ・ザ・ワールド(END OF THE WORLD/グローバル展開を目的としたSEKAI NO OWARIの新プロジェクト名)のサオリ(Saori)やマドモアゼル・ユリアらも参加し、日替わりで登場する。アーティストのパフォーマンスの撮影は全て、ロックダウン(都市封鎖)期間中にそれぞれの自宅で行われた。なお、サオリのパフォーマンスは11日の世界配信に先駆けて、10日20時半頃(日本時間)、「ステラ マッカートニー」公式LINEアカウントにて先行公開される。
「ステラフェスト」の開催に際し、デザイナーのステラ・マッカートニーは、「身近なコミュニティーのアーティストたちが一堂に会する、グローバルなフェスティバルが実現しました。今年は、『グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)』が中止となり、父ポール(Paul McCartney)をはじめとする素晴らしいアーティストたちのパフォーマンスを皆で体験できないのは残念ですが、今回のデジタルフェスティバルのために、信じられないほど豪華な顔ぶれが集まってくれました。このフェスティバルを通じて、私たちは今、かつてないほど緊急の課題となっている女性に対する暴力の撲滅に向けて声を上げていきます」とコメントを寄せている。
また「ステラフェスト」との連動企画として、家庭内暴力撲滅のための全国ネットワーク(NNEDV)の活動を支援する「ステラフェスト チャリティオークション」も、マスターカード協賛のもと、Priceless.comで7月22日まで開催されている。出品リストには、ステラ・マッカートニーとのバーチャルスタジオ訪問体験やサイン入りアイテム、ケリスとのクッキングクラス、アリシア・キーズ(Alicia Keys)のサイン入り著書「モア マイセルフ(More Myself)」と彼女との10分間のディスカッションなどが含まれ、集まった資金は、女性に対する暴力の撲滅に向けた活動支援に充てられる。