ビューティ

ビューティ特化PR会社のメディア・グローブがブランドとメディアをつなぐ新サービス

 アイスタイル傘下のメディア・グローブは、ブランドとメディアをつなぐPR支援プラットフォーム「ビューティプレスボード」を立ち上げる。10月から現在同社と契約しているブランドと、美容媒体のプレス約300人を対象にベータ版のサービスを開始。2021年1月に正式リリースを目指す。

 ブランドのPR業務はニュースリリースなどの情報発信や製品貸し出し、リサーチや取材の受け付けなど多岐にわたる。一方、メディア側も情報収集やアンケート送付、画像や撮影製品の貸し出し依頼などを企画のたびに行っており、多くの手を取られているのが実情だ。そこで、業務の一部をデジタルツールを介して行うことで負担を軽減させることを目的として作られた。

 「ビューティプレスボード」はメディア、ブランド共にPCを使って操作するSaaS型サービスとして提供。機能は、企画と製品のマッチングに活用する“商品情報データベース”、貸し出し製品の受付、管理を行う“貸出依頼システム”、新製品や季節や時世に合わせたニュースリリースやニュースレターを発信する“情報発信サービス”の3つで構成する。昨今増えているビューティ参入企業にとっても、これまで付き合いのなかった美容メディアへ効率的に情報を提供でき、メディア側もこれまでの属人的なつながりだけでは知り得なかった情報を得られるなど、“新たな出合いの場”として活用することができる。

 メディア側の登録は無料となり、ブランド側はメディア・グローブとの取り引きの有無に関わらず利用できる。また、PR戦略の一環で露出するメディアのコントロールを行いたい時は、ブランド側はメディア側から製品掲載依頼が届いた際に同サービス上で許諾の判断ができるほか、プレスリリース配信や発表会招待などもメディアの選定も可能。正式リリース時には「商品情報自体も、閲覧可能メディアのコントロールができるような機能を検討中」だといい、将来的にはアイスタイルが提供するブランドマーケティング活動支援サービス「ブランドオフィシャル」との連携も検討している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。