ファッション

リアーナの「フェンティ」が、高級EC「ファーフェッチ」で販売 スキンケアブランドも立ち上げ

 リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)によるラグジュアリーブランド「フェンティ(FENTY)」は15日、ラグジュアリーEC「ファーフェッチ(FARFETCH)」で取り扱いを開始した。他社ECでの取り扱いはこれが初めて。“リリース6-20(Release 6-20)”と題した新作コレクションや夏に向けたさまざまなウエアのほかにも、デザイナーのアミナ・モアディ(Amina Muaddi)が手掛けるシューズラインや、ジュエリーなどを販売している。

 「ファーフェッチ」のジョルジョ・ベローリ(Giorgio Belloli)=チーフ・コマーシャル&サステイナビリティ・オフィサーは「『フェンティ』のラグジュアリーブランドに対する革新的なアプローチの仕方や、包括性への取り組みに強く心を引かれていた。『フェンティ』はデジタル・ファーストで行ってきたビジネスを拡大するためのパートナーを探しており、私たちはグローバルな顧客層と業界をけん引するプラットフォームを持っている。絶好の機会だと感じた」と述べた。これにより「フェンティ」は、ブラジルや中東といったこれまで進出していなかった地域へのアプローチも可能になるという。

 また「フェンティ」はスキンケアブランド「フェンティ・スキン」を立ち上げ、31日に発売する。詳細は明らかではないが、19年3月に薬用のスキンケアや下地類、クレンジング用品のほか、化粧ポーチやクレンジング用スポンジ、メイクブラシ、角質取りタオル、顔用ローラーなどで商標を出願している。

 リアーナは本業の歌手としての活動だけでなく、今やファッション・ビューティ業界に欠かせない人物だ。19年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)とともに「フェンティ」をラグジュアリーブランドとして設立し、他に先駆けて多様性や包括性に取り組みながらファッション業界の新しいスタンダードを築いている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。