スワロフスキー・ジャパンはこのほど、東京・銀座の旗艦店をリニューアルオープンした。昨年、ミラノやパリ、上海のストアに導入した“クリスタル・スタジオ”のコンセプトを受け継ぎ、自由な試着やインタラクティブなデジタルツールを用いて来店者の自発的な行動を促す仕掛けを随所に施した。
店内デザインはパトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)が手掛け、エネルギッシュな色使いとインテリアに用いた自然素材とのコントラストで、活気のある“スタジオらしさ”を演出した。アイコニックなブルーのファサードにはLEDライトが埋め込まれており、ライティングを変えることで季節や時間帯によって違った印象を見せる。
1階は、同店のために作られた日の丸と桜の花を組み合わせたロゴや、ユニークなカットを施したクリスタル・ビーズとメタルを組み合わせたシャンデリアなどの装飾を施した。クリスタル・ガーデンと呼ばれるエリアには、1万6200個以上のクリスタルをあしらった桜の盆栽を設き、またセルフィー用の大きなミラーも設置した。
2階はパーソナライゼーションエリアとし、ルースクリスタルの販売のほか、カスタマイズジュエリーやオリジナルボールペンなどの製作サービスを行う。日本で初めてラウンジも設置し、VIP顧客のためのサービスも充実させる。
ロバート・ブッフバウアー(Robert Buchbauer)=スワロフスキー社最高経営責任者は、「新しいコンセプトの核は、革新性、創造性、そしてお客さまだ。美しさと機能性を重視し、お客さまのデジタルへのニーズに応えながら、ユニークなブランドとショッピング体験を提供することを目指した。コンセプトの開発にはお客さまから学び、そのニーズに応えることを心掛けた。誰もが記憶に残る店舗体験ができると思う」と語った。