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LVMH傘下入りした国産コスメのエトヴォス、新社長に元ジョンマスターの神田氏が就任

 国産ミネラルコスメ「エトヴォス(ETVOS)」を製造・販売するエトヴォスは、6月26日付で神田宏副社長が社長に昇格し、尾川ひふみ前社長が代表権のない取締役会長に就任したことを発表した。尾川会長は今後、商品開発・企画、ブランドデザインなど、ブランドの根幹に関わる業務に専念する。

 神田社長は、英国の自然派化粧品ブランド「ザ・ボディショップ(THE BODY SHOP)」の日本における事業会社イオンフォレストの執行役員マーケティング本部長やロクシタンジャポンの営業本部長、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」の総輸入販売代理店だったスタイラの代表取締役社長などを歴任した人物。直近では、アイスタイルグループのアットコスメストア(@COSME STORE)を展開するコスメネクストの取締役事業本部長として事業規模拡大を推進。5月1日付でエトヴォスの副社長に就任していた。

 同社は4月、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUISVUITTON以下、LVMH)系投資ファンド、Lキャタルトン・アジア(L CATTERTON ASIA)が株式の過半数を取得しLVMHグループ傘下に入った。経営体制のいっそうの強化を図るため、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長とシャネル合同会社の元特別顧問の黒田眞稔氏が社外取締役として就任している。Lキャタルトンが日本の化粧品ブランドに投資するのはこのときが初めてで、今後エトヴォスはアジアを中心とした海外市場への参入を目指す。

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