オンデーズは、形状記憶眼鏡の新ブランド「メモリーメタル(MEMORY METAL)」を国内全店舗とオンラインストアで発売した。
フレームにNT合金というメタル系素材を使用し、曲げてももとの形状に戻る超弾性と形状記憶により、型崩れしにくく快適なフィット感が持続するのが特徴だ。開発に約2年をかけ、日本眼鏡普及光学器検査協会の機器を使用したテンプル変形耐久試験で1万回をクリアし、ブリッジの変形と耐久性については日本工業規格(JIS)に定められた方法に基づいた試験に合格するなど、“象が踏んでも壊れない”強度を実証している。また、表面処理は、1950年代に宇宙開発の一環としてNASA(アメリカ航空宇宙局)が切削工具や金型の耐久性を向上させる技術として開発した“イオンプレーディング”加工を用いており、色剥げや変色にも強い。8型各4色あるデザインはユニセックスで、価格は1万980円。
同ブランドのプロモーションとして、サンスター文具が製造・販売する「アーム筆入」とのコラボレーションにより実現した自社制作の新CM「象が踏んでも壊れない。メモリーメタル眼鏡」を自社のウェブサイトと沖縄県でテレビCMを放映している。1965年に発売された「アーム筆入」のCMに使用されたキャッチコピー「象が踏んでも壊れない」は、当時大きな話題となり、500万個を販売する成長につながった。
オンデーズは、「メモリーメタル」を同社一番人気の「エール ウルテム(AIR ULTEM)」に次ぐ看板商品として成長させる方針で、今後海外でも販売する計画だ。