ファッション

丸編みVS横編み、絡み合う仁義なき戦い

有料会員限定記事

 丸編みと横編みの間で、仁義なき戦いとも呼ぶべき苛烈なバトルが勃発している。“ニット”と一括りにされてきた両者だが、生産機械やテキスタイルの特徴は大きく異なる。生産性の高さでTシャツやパーカ、スエット、ストッキングなどカジュアルウエアを制圧し、圧倒的な優位に立っていた丸編みを、下位の横編みがデジタルとネットを取り込むことで猛烈に追い上げてきた。だが、これまで横編みニットの独壇場だったニットスニーカー市場に、丸編機メーカーが相次いで参入。横編機大手の島精機製作所が赤字に転落するなど、市場は大混戦に陥っている。大量生産とマスカスタマイズ、アナログとデジタルなどの新旧テクノロジーとも絡み合いながら、ファッションの歴史に新たな1ページを編み上げようとしている。(この記事はWWDジャパン2020年7月20日号からの抜粋です)

この続きを読むには…
残り1559⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。