三井不動産は28日、渋谷区との共同事業として開発した複合施設「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」の物販エリアを開業した。新型コロナウイルスの感染防止策として、入場を事前予約した約9000人に制限。オープン前のメディア露出も抑えていたため、混雑もなく静かなスタートとなった。
当面は同様に入場者数をウェブサイトで事前予約した1日9000人に制限し、出入り口も集約する。3階建ての屋上に設けた公園には予約なしでも入場できる。開発前の区立宮下公園と同様にスポーツをテーマにした公園には芝生の広場だけでなく、スケートパークやボルダリングウォール、ビーチバレーやビーチサッカーなどに使用できる砂のコートもある。
ミヤシタパークは山手線と明治通りに挟まれた全長330mの区立宮下公園を公園、商業、ホテルなどが一体となった複合施設に作り変えた。商業施設には約90店舗が入る。ホテルは8月1日から、飲食エリアは4日からそれぞれオープンする。