未曽有の新型コロナウイルス感染拡大の影響は、ファッション誌やメディアにどのような影響を及ぼしたのか? 緊急事態宣言期間中、そして現在の状況を知るべく、広告代理店の営業職、ファッション誌の管理職、フリーランスのファッション・エディター兼ライターの3人による覆面座談会を開催。広告や撮影など、直面している実態と課題について、実名では言えない本音を語ってもらった。(7月27日号の「WWDジャパン」の雑誌・メディア特集で掲載した記事から抜粋しています)
WWDジャパン(以下、WWD):コロナによる発行形態の変更や売り上げに影響はあったか?
後藤花子(以下、後藤):うちの媒体は発行形態は変わらず、毎号発売し続けました。海外提携誌なので各国のリフト記事を使ったり、ブツ撮りをうまく差し込みながらやりくりしました。部数に大きな変化はなかったのですが、広告のキャンセルが増え、タイアップも全くなくなりました。
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