「WWDジャパン」8月3&10日合併号は「デニム特集」です。“リジッド”“ストレッチ”以降の明確なトレンドがなく、数年来“冬の時代”が続くデニム業界。その一方で、“売れる”わけではないがカジュアルファッションのMDから外すこともできず、行くも戻るもできない状態でした。そこに久しぶりに分かりやすいキーワードが現れました。それが“健康”です。女性たちの美の追求が高まり、その延長線上に“健康”が登場したのです。まだとても小さな“芽”ですが、皮肉にもコロナショックが後押ししています。ほかにも1.9兆円ブランド「ユニクロ(UNIQLO)」の次なる一手や、逆風の中でもセレクトショップで売れているアイテムについてもフォーカスします。ニュース面では、7月21日に急性骨髄性白血病により死去したファッションデザイナーの山本寛斎氏への追悼メッセージを世界中から集めました。さらに新型コロナの影響で、史上初のデジタル開催となったファッション・ウィークを“正統派”と“技巧派”に分けて解説します。
川島蓉子・伊藤忠ファッションシステム取締役兼ifs 未来研究所所長の「蓉子の部屋」連載では、藤野英人レオス・キャピタルワークス代表取締役会長兼社長を2回目のゲストに迎えます。菅付雅信グーテンベルクオーケストラ社長の「不易と流行のあいだ」は、“カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)から学べること”の後編。最終面のファッションパトロールは、デジタル・ファッション・ウイーク中に公開された「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」と「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の動画の謎に迫ります!