ファッションやアートなど幅広いジャンルのイベントの演出を手掛けるワトワ(WATOWA)は、現代装飾家・京森康平の個展「あはれび / AWAREBI」を8月6〜16日に東京・渋谷のエレファントスタジオで開く。会期中の入場は予約制となり、イベントの公式ページで受け付けている。
京森はデジタルツールを使用した装飾絵画を得意とし、世界中の⺠芸や衣服、建築などの装飾文化を現代の解釈で組み合わせた作品が特徴だ。2020年にはエルメス(HERMES)のスカーフコンペティション「LE GRAND PRIX DU CARRE HERMES」において世界123カ国、約5500人の中からグランプリを受賞した。今回の個展では、多様な文化圏の装飾芸術を用いて欠損した肉体を描いた新作絵画「あはれび」をはじめ、日本の伝統技法である金継ぎを取り入れた藍染めシリーズを展示する。さらに自身初となる立体作品も出展するほか、会場内で京森による公開制作が行われる。
同展を手掛けるワトワの小松隆宏CEOは「“日本アイデンティティー”なのに“多種族感”――僕が初めて京森康平の作品と出合ったときに感じた感覚だ。今回は彼が“現代装飾家”としてさらにアップデートされた、20年初となるソロエキシビジョン。貴重な現代装飾アートを堪能してほしい」とコメントした。
■「あはれび / AWAREBI」 by Kohei Kyomori
会期:8月6〜16日
時間:12:00〜20:00
場所:エレファントスタジオ
住所:東京都渋谷区渋谷2-7-4 1F & 2F