ファッション

「ゾフ」がリブランディング宣言 初の研究・開発機関設立で眼鏡を変革する

 アイウエアブランド「ゾフ(ZOFF)」を運営するインターメスティックは、創業20周年を迎える2021年に向け、“アイ パフォーマンス(Eye Performance)”をコンセプトとしたリブランディングを始動した。

 3月に就任した上野剛史インターメスティック社長はリブランディングの理由について、「眼鏡をTシャツやスニーカーのように買いやすくし、新しいライフスタイルを創る。それが『ゾフ』のスタートだった。それから19年、インターネットをはじめ生活環境は劇的に変化し、それに伴い眼鏡のニーズや期待、眼鏡が解決できることは増えると認識している。世の中の変化に対応し、眼鏡の常識を疑い、更新していく」とコメントし、今後“アイ パフォーマンス”を起点とする新しい戦略を打ち出すという。

 このリブランディングを遂行する中核として、初となる研究・開発機関「ゾフ アイパフォーマンス スタジオ」を社内に設立した。視力矯正器具以上の目のパフォーマンスを向上させるフレームやレンズの開発、検眼だけでなく目の疲れ具合などを数値化するサービスの研究などを目的とし、同スタジオの責任者は逆井浩之インターメスティック事業基盤本部本部長が兼任する。

 これらのリブランディングについては、ブランディングやマーケティングサポートを主事業とするEVERY DAY IS THE DAYと協業している。同社は、博報堂のエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターだった佐藤夏生氏らが17年に立ち上げたブランドエンジニアリングスタジオ。

 インターメスティックは20~22年を“第二創業期”と位置付け、店舗ロゴの変更を始め、ユーザーとのコミュニケーション戦略、新しい店舗デザイン、デジタルの推進などさまざまなプロジェクトが動き出しており、次世代型企業像の構築が進んでいる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。