イオンモールがミャンマーに進出する。親会社イオンと共に現地の大手不動産会社シュエタン・リアルエステートと合弁会社を設立し、最大都市のヤンゴン郊外に2023年に1号店となる大型ショッピングセンターを開く。同社は20年2月期で中国および東南アジアに30モールを運営しているが、26年2月期には計70モールに増やす計画を掲げている。特に中間所得者層の増加が著しい東南アジアでの存在感を高める。
イオンモールの東南アジアへの出店は、ベトナム、カンボジア、インドネシアに続く4カ国目。すでにベトナムで5モール、カンボジアとインドネシアでそれぞれ2モールを運営するほか、新たに5モールの開発を進めている。
ミャンマーでの出店地はヤンゴンの中心部から約10キロメートルの再開発エリア。宅地開発が進められており、近い将来には100万人超の商圏になると見られている。GMS(総合スーパー)のイオンを核店舗にした総賃貸面積約6万9000平方メートルに、約200店舗を誘致する。