資生堂はカネカと共同開発を行い、カネカ生分解性ポリマーPHBH(以下、PHBH)を世界で初めて化粧品容器に採用した。同素材を採用したリップカラーパレット「アクアジェル リップパレット」を、11月1日からブランド旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」で数量限定発売する。
今回発売するリップカラーパレットは、カネカが持つ独自の素材開発技術と、資生堂の化粧品容器開発のノウハウを融合したもの。PHBHはカネカが独自開発した100%植物由来のポリマーで、海中や土中など幅広い環境下で優れた生分解性が期待される素材。
「アクアジェル リップパレット」は“A Kiss to the sea”をコンセプトに、キスしたくなるような美しい未来の海を守るためのリップカラーパレット。透明感のある発色と軽い使い心地の5色セットのリップカラーで、ポケットサイズで持ち運びしやすい。同製品の発売を皮切りに、「SHISEIDO」では環境への配慮を追求した容器の開発などを進め、環境負荷の最小化を目指していく。
資生堂は、本業を通じた「美のイノベーション」により、持続可能な世界の実現に取り組んでいる。その取り組みの一つとして、独自の技術や社外とのコラボレーションを通じて環境に配慮した商品開発などを行い、環境負荷の最小化を目指している。カネカとは2019年4月から共同開発を進めていた。