ファッション

「サカイ」のバックステージを駆け抜ける KDDIと協業したコレクション動画を公開

 阿部千登勢による「サカイ(SACAI)」は8月11日、2021年春夏メンズと2021年プレ・スプリング・コレクションを公開した。7月に開催されたデジタル版のパリ・メンズ・ファッション・ウイークには参加せず、大手電気通信会社のKDDIと、デジタルエージェンシーのワープ(WARP)との協業でコレクション動画を制作。東京の寺田倉庫にファッションショーのバックステージを再現し、メイクやスタイリングの様子をカメラで映しながら現場を駆け抜けるような手法で撮影した。

 コレクションは、米アーティストのハンク・ウィリス・トーマス(Hank Willis Thomas)の作品「Love Over Rules(愛はルールを超える)」をテーマに、人種・文化・セクシュアリティーなどの多様性と団結のメッセージを打ち出した。また、ハンクがブランドのために制作したロゴを用いたジャケットなども登場している。

 阿部デザイナーはコロナ禍での自宅作業の時間を経て、自身に身近なものでコレクションを構成したという。スタイリングでは、自身が普段から愛用している「ナイキ(NIKE)」のレギンスや「アー・ペー・セー(A.P.C.)」のデニムなどを使用。過去のコレクションで扱ってきた素材やモチーフ、ロゴなどを振り返り、アイテムに組み合わせている。

 「ナイキ」とのコラボレーションも継続し、スニーカーの“ヴェイパー ワッフル(VAPER WAFFLE)”の新色や、新モデルの“ブレーザー ロー(BLAZER LOW)”も登場した。

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