ZOZO創業者の前澤友作氏が個人で、約74億円を投じアダストリアとユナイテッドアローズの株式を大量に取得していることがわかった。アダストリア株を、約39億円を投じ全体の5.6%・273万株を取得。ユナイテッドアローズ株を、約35億円を投じ7.97%・240万株を取得している。両社は前澤氏が創業したファッションECモール「ゾゾタウン」で上位の売り上げを稼ぐ有力テナント企業だ。
いずれも少額ずつ株式市場で買い足していた。13日のアダストリア株価は前日比34円安の1609円、ユナイテットアローズは同14円安の1336円だった。ユナイテッドアローズの広報担当者は「前澤氏からは、お世話になったので純投資をしたいと連絡があった。それ以上のことは聞いていない」という。
なお、前澤氏は昨年9月に社長兼CEOを退任したZOZOの株式を、依然として全体の17.87%・5455万株を所有しており、ZOZOの親会社Zホールディングスに次ぐ第2位の大株主にとどまっている。