コーセーは、Dリーグが発足させた日本発のプロダンスリーグ「D. LEAGUE」に参画することを決定した。2021年1月10日から開幕するレギュラーシーズンにブレイクダンスを主体とするチーム「コーセーエイトロックス(KOSÉ 8ROCKS)」をエントリー、同リーグでの優勝を目指す。
日本のダンス市場は、08年の中学校学習指導要領の改訂で「ダンス」が必修に加わるなどいまや競技人口は約600万人、市場規模は数千億円だ。また、24年パリ五輪の追加競技として承認の可能性があるなど、世界的にも注目を集めている。
8人のメンバーで構成される「コーセーエイトロックス」はチームディレクター(監督)に、日本人初かつ世界最年少でのブレイクダンスの世界大会「REDBULL BC ONE WORLD FINAL」優勝という偉業を成し遂げたダンサーのISSEI(イッセイ)を迎える。今回の「D. LEAGUE」参画は、コーセーのさらなる認知拡大と、チーム運営という新たな事業展開への着手とともに、同社が長年取り組んでいるスポーツ振興支援が目的。「D.LEAGUE」への参戦を通じて、ダンス市場において日本だけでなく世界中のストリートダンスシーン全体を盛り上げていく。小林一俊社長は、「当社は“美”の創造企業として、“美”“芸術性”“ファッション性”などの要素を含む各種スポーツ振興支援を行っており、ダンスにおいてもその親和性の高さを感じて参画を決意。ダンスを見た人々が明るく前向きな気持ちになれるような、愛されるチーム作りを目指す」とコメント。
「D.LEAGUE」は、日本のストリートダンスの発展と普及を図るとともに、ストリートダンスのプロフェッショナルを生み出し、アートとスポーツ、そしてビジネス面での新たな価値を創造し、ダンサーがメインとなる世界を作り上げるために発足。コーセーのほか、エイベックス、サイバーエージェント、セガサミーホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、フルキャストホールディングス、ベネフィット・ワン、USEN-NEXT HOLDINGSの8社がチームオーナーとして参画。チーフクリエイティブアドバイザーにはEXILE HIROが就任する。来年1月から始まるレギュラーシーズンでは総勢8チームが全12ラウンドを戦う。