ファッション

目玉はラフ・シモンズが加わった「プラダ」 リアルとデジタルをミックスして9月のミラノコレ開催へ

 イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana 以下、CNMI)は8月12日、2021年春夏ミラノ・ファッション・ウイークの暫定スケジュールを発表した。期間は9月22〜28日で、今回はリアルなイベントとデジタルショーケースを織り交ぜて開催する。

 暫定スケジュールに載っている約50ブランドの中で、物理的なファッションショーを計画しているのは27ブランド。すでに9月23日の開催を表明していた「フェンディ(FENDI)」や、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同で手掛けた初のコレクションを披露する「プラダ(PRADA)」をはじめ、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「マルニ(MARNI)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」「マックスマーラ(MAX MARA)」「エトロ(ETRO)」「MSGM」「ヌメロヴェントゥーノ(N21)」などが名を連ねる。一方、「ディースクエアード(DSQUARED2)」や「ミッソーニ(MISSONI)」「GCDS」「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」はデジタル形式でコレクションを発表予定だ。カルロ・カパサ(Carlo Capasa)CNMI会長は、「9月のミラノ・ファッション・ウイークは“フィジタル”(フィジカルとデジタルを合わせた造語)なショーケースになるだろう。参加するブランドやデザイナーがそれぞれのストーリーに合わせて最適な形式で発表できることを目指している」と話す。

 また、初日の22日にはイタリアの百貨店リナシェンテ(LA RINASCENTE)とCNMIのコラボレーションによるパーティーが、27日には地元のファッションスクールの卒業生によるコレクションを披露するショーが予定されている。

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