資生堂は、ミレニアム世代向けスキンケアブランド「ワソウ(WASO)」の店舗販売を年内で終了する。自社の総合美容サイト「ワタシプラス」では2021年12月末まで販売する。
同ブランドは17年に誕生。“素材の良さを引きだすスキンケア”をコンセプトに、ニンジン、ビワの葉、豆腐など自然素材に着目した化粧水や乳液などを扱う。米国とアジア、フランスなどからスタートし、日本でも自社サイトやセミセルフ型ショップなど約30店舗で販売をしていた。
「『ワソウ』は日本発のグローバルブランドとして、海外での展開を強化すると同時に展開エリアの検討を行っていた。その中で21年をもって日本市場から撤退することとなった。当初はブランド『SHISEIDO』では出会えていないミレニアル層との接点拡大を目的に国内で展開したが、『SHISEIDO』内でミレニアル層をターゲットとした商品が充実してきたこともあり、『ワソウ』の日本市場からの撤退を決めた」とブランド担当者は語る。
なお、日本以外の現在導入する世界各国(欧米、アジア)での展開は継続する。