「ナイキ(NIKE)」は、トップランナー向けのランニングシューズ“エア ズーム アルファフライ ネクスト%(AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%)以下、アルファフライ”をトレーニング用にアップデートした新作“ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%(NIKE AIR ZOMM TEMPO NEXT%)”を8月27日に発売する。公式オンラインストアや「ナイキ」アプリなどで扱う。価格は2万4200円。メンズ、ウィメンズともに2色ずつ用意する。
着地時の反発力でスピードを最大限まで高める“ズームXフォーム”や、通気性と軽量性に優れたニットアッパーなど、“アルファフライ”の要素を受け継ぎつつトレーング用として改良した。まず内部のプレートをカーボンから柔らかな合成素材に変更。これにより従来よりも疲労感を軽減させ、スムーズな体重移動が可能となり長距離でも足への負担を減らす。また着地の衝撃からの保護と耐久性を高めるため、かかと部分に“ナイキ リアクト フォーム”を採用したほか、アウトソールのラバーパーツを増量することでより磨耗に強く耐久性のあるシューズに仕上げている。さらに前足部には、エア部分の上下を繊維でつないだ新たな“ナイキ ズーム エア ポッド”を搭載。効率よく圧力を分散し、さらなるクッショニングをもたらす。同機能は“アルファ フライ”の新作にも使用されている。
同シューズについてフルマラソンの大迫傑選手は、「テンポ走やインターバル、早いペースの練習などさまざまなトレーニングで活躍してくれそう。マラソン練習の幅を広げるシューズだと思う」とコメントする。設楽悠太選手は「一般ランナーも活用できると思う。使い方は人それぞれだが、僕は長距離を走るときに使用して、翌日の練習にダメージが残らないようにしたい」と語った。
なお、ベースとなった“アルファ フライ”は、昨年10月に行われた非公式レースでケニアの男子フルマラソン選手エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が試作品を履いて人類初の“2時間切り”となる1時間59分40秒を達成したことで話題となったモデル。3月1日に行われた東京マラソン2020では、大迫選手が着用して日本新記録を打ち出している。