「サカイ(SACAI)」は2020年秋冬コレクションから、アメリカ人アーティストのアレキサンダー・ジラード(Alexander Girard)とのコラボアイテムを8月22日に発売する。「サカイ」直営店や取扱店で販売し、26日には公式オンラインストアでも取り扱う。
コラボアイテムは、ジラードの代表作であるタイポグラフィーを用いたアートワークに、“SACAI”のロゴを加えて表現した。羅列したタイポグラフィーを表現するために四角に裁断した生地を使用し、「サカイ」のフィルターを通して、流動的で曲線を描く特徴的なシルエットの洋服に仕上げた。ウィメンズはドレス(9万8000円)やスカート(8万9000円)、バッグ(11万円)、ブーツ(16万円)をそろえ、メンズはジャケット(7万6000円)やシャツ(4万7000円)などを用意した。そのほかユニセックス展開のTシャツ(1万9000円)やパーカ(3万2000円)もラインアップする。
1907年に米ニューヨークで生まれたジラードは、親交の深かったチャールズ・イームズ(Charles Eames)やジョージ・ネルソン(George Nelson)らとともにアメリカを中心としたミッドセンチュリー(1940〜60年代)のデザイン界をけん引した人物の一人だ。彼が最も注力したのはテキスタイルデザインで、明るく鮮やかな色彩の抽象的な幾何学模様を多数デザインし、現代においてもデザイン史に残る重要な仕事として評価されている。