「ナイキ(NIKE)」の「ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)」は8月29日に、ロサンゼルスのセレクトショップ、ユニオン(UNION)とのコラボコレクション“UNION JORDAN”を発売する。特設サイトとユニオンの公式オンラインストアで販売し、9月下旬には「ナイキ」の公式アプリで取り扱う。また東京・原宿のユニオン トーキョーでの販売はトラブル防止のため、商品によって事前抽選販売を実施するという。
2018年以来となる両者のコラボ最新作は、バスケットボールのアリーナにとどまらない「ジョーダンブランド」の感性を、当時の広告やミュージック、ストリートスタイルなど、さまざまな瞬間が彩られた1980年代後半から90年代前半までを総括的に表現した。ユニオンのクリス・ギブス(Chris Gibbs)=オーナーは「『ジョーダンブランド』はもともと、スポーツブランドだが、常に自分たちが刺激を受けているコミュニティーやカルチャーのエッセンスを取り入れ、新しいものにしている」という。
コラボスニーカーは、“エア ジョーダン 4(AIR JORDAN 4)”、新モデルとなる“ジョーダン ズーム 92 ユニオン(JORDAN ZOOM 92 UNION)”と“ジョーダン デルタ ミッド ユニオン(JORDAN DELTA MID UNION)”の3つのモデルを用意した。全モデルのアウトソールには、過去のアーカイブ作品をイメージし、あえて黄ばんだカラーを採用した。“エア ジョーダン 4”(2万7000円税込)は淡いピンクの“GUAVA”とブラックを基調とした“OFF NOIR”の2色をそろえる。厚手のスエードをベースに80年代のシューズをほうふつとさせるビンテージ調のメッシュを組み合わせ、スエードとメッシュの比率のバランスを取ったアッパーに仕上げた。またシュータンはギブス自身の履き方に合わせて、折り返す仕様とし、ステッチパーツを取り外すことで通常のシュータンにもできるように仕上げた。
新モデルの“ジョーダン ズーム 92 ユニオン”(1万6500円税込)と“ジョーダン デルタ ミッド ユニオン”(1万7500円税込)の素材やカラーリングは、“エア ジョーダン 4”をベースにしてポップな印象に仕上げた。“ジョーダン ズーム 92 ユニオン”は、90年代の人気モデル“エア ジョーダン7(AIR JORDAN 7)”“エア マックス180(AIR MAX 180)”“エア フォース 1(AIR FORCE 1)”の3つのシルエットをベースに、伸縮性や軽量感、反発力に優れたクッション性を併せ持つ一足に仕上げている。またミスマッチな素材と大胆なディテールを配し、レトロな雰囲気もプラスした。
“ジョーダン デルタ ミッド ユニオン”は、ギブス自身が今年発売した“ジョーダン デルタ”の大ファンであることから採用。アッパーが4つのオーバーレイでから成り、強度が必要な部分にはスエードを使ったり、通気性を高く持ちたい所にはメッシュを用いたりと、デザイン面だけでなく実用性も兼ね備えたタウンユースなモデルだ。
アパレルは、コーチジャケットやTシャツ、長袖Tシャツ、トラックパンツ、ショーツなどをラインアップ。Tシャツには、若かりし頃のマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)のグラフィックなどのアーカイブ写真を使用したほか、各アイテムのジャンプマンロゴには“ユニオン”のネームを加えたオリジナルロゴを施した。