日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構は、11月18、19日に東京国際フォーラムで開催する2021年秋冬テキスタイル展「プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)」と「JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)」の概要を発表した。
今回が19回目の開催。厳選された出展者が多彩な高品質テキスタイルを提案するビジネス商談会「PTJ」には68社が、日本唯一の繊維総合見本市「JFW-JC」には26社が出展する。
出展社が企画開発したテキスタイルを編集展示したトレンド・コーナーと、出展社の新商品と一推し素材を展示するインデックス・コーナーは毎回注目されるが、今回の見どころはトレンド・コーナーで初めて行う“JFWサステナブル・プロジェクト”だ。
サステナビリティのテーマごとに“原料”“製造工程”“企業認証”の3つのコーナーに大別し、さらに“原料”は“オーガニック原料・生分解性のある天然繊維”“リサイクル原料”“バイオベース原料・環境負荷軽減原料”“アニマルケアー原料”の4つに、“製造工程”は“最適化された染色・後加工プロセス”“非有害化学物質”の2つに分けられ、計7つの分類で展示される。今回の展示はテキスタイルのみとし、今後、副資材やレザーなどにも領域を広げる予定だ。
JFW推進機構は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月に行う予定だった21年春夏向け「PTJ」と「JFW-JC」を中止し、予定していた9月のイタリアの素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」と中国の「インターテキスタイル上海(INTERTEXTILE SHANGHAI)」の参加を見送った。
なお、JFW推進機構の新しい事務局長に、7月1日付けで東レ出身の古茂田博氏が就任し、指揮を執っている。
■「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」「JFWジャパン・クリエーション」
日程:11月18日 10:00~18:30、19日 10:00~18:00
会場:東京国際フォーラム ホールE
住所:東京都千代田区丸の内3丁目5−1