ユニクロは8月28日から、雑誌「LifeWearマガジン」2020年秋冬号を全国の「ユニクロ(UNIQLO)」店頭で配布する。全世界で約137万部を配布予定。デジタル版は特設サイトと電子書籍キンドル上でも読める。同誌は2019年8月に創刊し、今回で3号目。“Our Tomorrow”をテーマに、音楽家の坂本龍一や写真家ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)などを特集している。
「(コロナ禍という)こんなときこそ、服を通して社会を元気づけることはできないかを模索しながら、ファッションを楽しむ気持ちと、新しいことへの挑戦を忘れない、そんな特集を目指した」と、同誌の編集を担当している木下孝浩ファーストリテイリング グループ上席執行役員はコメントしている。坂本龍一のインタビューはオンラインで実施。コロナ禍でのニューヨーク(NY)での生活や未来に向けて思うことなどを語っている。
20年秋冬の「UT」でコラボレーションしているライアン・マッギンレーは、自身の作品をプリントしたTシャツ姿でセルフポートレートを撮影。他に、今秋9年ぶりに「ユニクロ」との協業ライン「プラスジェイ(+J)」を発売するデザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)のインタビューや、今秋から販売開始する「ユニクロ」のリサイクルダウンの工場見学リポートなども掲載している。
表紙のアートワークは、NYのアーティスト、ジェイソン・ポラン(Jason Polan)のイラスト。今年初めに亡くなったポランを追悼し、17年にNY5番街の「ユニクロ」店舗で行った、シェルターで暮らす子どもたちとのイラストのワークショップなど、「ユニクロ」とポランの取り組みを振り返っている。