アイウエアブランド「ZOFF(ゾフ)」を手掛けるインターメスティックの研究・開発機関ゾフ アイパフォーマンス スタジオ(以下、ZEPS)は、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ企業エーシーズ(ACES)と業務提携した。
エーシーズは人の行動や感情を検知・解析するヒューマンセンシング技術(行動認識技術)を軸に画像認識アルゴリズムを開発・提供する企業で、ZEPSはこの技術を用いた次世代の眼鏡や接客サービスの開発を目指しており、エーシーズがAI活用の設計から技術開発、運用まで全面的にサポートすることで合意した。
今後は、目のパフォーマンスや身体能力の向上を目的としたフレームとレンズの開発、光学・デジタル的なアプローチでの研究開発の推進、機械学習・ディープラーニング・IoTなどを利用した生産・流通・販売基盤の構築など、アイウエアビジネスの未来に向けた挑戦を目標としている。
ZEPSの責任者である逆井浩之インターメスティック事業基盤本部本部長は、「エーシーズのミッション“アルゴリズムで社会はもっとシンプルになる”の通り、“人や社会を主役に考える”姿勢に共感しチームを結成した。眼鏡は結果であって、その向こう側にある社会的な課題やニーズを追究し、センサーとしての“眼”の本質に、妥協せず一緒に探求していく」とコメントした。
年内にプロトタイプなどを発表し、創業20周年を迎える2021年内に新しい商品とサービス開発の実現を目指している。