パリの大型素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PREMIERE VISION以下、PV)」は、ヨーロッパ圏内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行再燃を受けて9月15~16日に予定していたリアル展を中止すると発表した。オンライン展を強化する。
フランス政府は先日、多国間の移動に関する新たな制限措置と増加する衛生リスクに対処するため、10月31日まで5000名人以上のイベント再開を禁止するという措置を発表していた。
ジル・ラスボルド(Gilles Lasbordes)=ゼネラルマネジャーは「PVパリ9月展のリアル展の中止はフランス政府の指示を考慮をした上での難しい決断だった。しかしながら私たちは、マーケット全体に提供するサービスを強化し、デジタル化に投資してきており、具体的なソリューション提案を行うことが可能だ」とコメントを発表した。
なお、フランスの製造業者に特化した見本市「メード・イン・フランス・プルミエール・ヴィジョン」は予定通り9月1~2日に開催する。約100社が出展する予定だ。
PVの公式サイト「マーケットプレイス・プルミエール・ヴィジョン」では7月10日からデジタルショーを開催しており、今後1588社のオンラインブティック、2万点以上の閲覧可能な素材などの情報、トレンドやシーズンの傾向更新されていく予定だ。