「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は9月4日に、ジェンダーレスなカプセルコレクション「ステラ マッカートニー シェアード」を発売する。「ステラ マッカートニー」青山店や伊勢丹新宿本店、渋谷スクランブルスクエア店、阪急うめだ本店などで取り扱う。またコレクションの発表を祝し、取り扱い店舗ではミュージシャンのポール・マッカートニー(Paul McCartney)の世界未発表曲を期間限定で公開する。
同コレクションのキーアイテムは、総柄のセットアップやモノクロのニット、“23 Old Bond Street-London”のロゴをサイドに配したパーカやトラックパンツだ。そのほか、スーツやトレンチコート、パファージャケット、“Stella McCartney Est.2001”のロゴを配したTシャツやシャツ、マルチなカラーリングにビブラムソールを合わせ、デザイン性と機能性にこだわったスニーカーなどをそろえる。またジャージー素材のシャツやスエットに使用したコットンは、水の使用量を70%少なくし、有毒な殺虫剤や合成肥料を使わずに栽培したオーガニックコットンを100%使用したほか、パーカにはリサイクルポリエステルを採用し、原材料に使用される石油量を削減した。価格は3万〜30万円。
コレクションに使用したグラフィックは、英・ロンドンを拠点に活動するイラストレーター兼コミックブックアーティストのウィル・スウィーニー(Will Sweeney)が、1970年代のサイケデリックなプリントをインスピレーション源に製作したもの。
キービジュアルには、ウェイボー(微博、WEIBO)で4200万フォロワーを抱える中国人俳優のウー・レイ(Wu Lei)を起用した。
デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)はジェンダーレスなコレクションを製作した背景について、「現代の若者はオープンマインドでジェンダーに関しても流動的。彼らが互いの個性や多様性をたたえ合い、自ら社会に変化をもたらして自分たちの見たい世界を創造し、気候危機や社会の不安に立ち向かう姿を私はとても美しいと思う。ジェンダーの壁を打ち壊すことや、ブランドに持続可能性を求めることと同じように、それぞれの生活やスタイルを構築する彼らのアプローチをすることが大好きだし、これらは『ステラ マッカートニー』の価値観とも非常に一致しているから」と語る。