アシックス ジャパンはこのほど、ビジネスシューズのブランド「ランウォーク(RUN WALK)」の最上位モデル“アシックス ランウォーク リード(ASICS RUNWALK LEAD以下、リード)”を1000足限定で発売した。公式オンラインストアや一部の直営店、全国の百貨店などで取り扱っており、伊勢丹新宿本店で8月26〜31日に開かれた紳士靴の催事「ISETAN 靴博 2020」に出展して機能性をアピールするプレゼンテーションを行った。
“リード”は価格が4万5000円と既存モデルよりも高価だが、ランニングシューズさながらの機能性を有する。最大の特徴は、アシックスが開発した衝撃緩衝材“ゲル(GEL)”がかかと部と前部の周囲に付くことだ。さらにミッドソールにはスポンジ材“アンプリフォーム”を採用。ランニングシューズ“ゲル クォンタム インフィニティ(GEL-QUANTUM INFINITY)”のソールの構造に、新たに開発したビジネスシューズの木型を用いている。アッパーにはしわになりにくいキップレザーを使い、フィット感も向上させた。初めて足を通したときから、まるでスニーカーのような軽やかなはき心地を実現させている。
開発に携わったウォーキング事業部の大久司マーケティングチーム マネジャーは「“リード”は、多くの方に『ランウォーク』の機能を知ってもらうためのコンセプトモデル。当社のあらゆる技術を盛り込んでいるため、本当に1000足しか作れない。今後も限られたユーザーに向けてシリーズ化していきたい」と語る。また、新型コロナウイルスの感染拡大による働き方の変化で一般的なビジネスシューズの需要は落ち込んでいるものの「“ドレススポーティーシューズ”という“リード”のコンセプトや『ランウォーク』の物作りは、ニューノーマルの働き方に適応するはずだ」と自信を見せた。