「2020 MTVビデオ・ミュージック・アワード(2020 MTV Video Music Awards以下、VMA)」が30日にニューヨークで開催され、歌手のレディー・ガガは個性的なマスクの数々を披露した。1984年に始まった「VMA」は米ミュージック・テレビジョン(MUSIC TELEVISION以下、MTV)が主催する一大ミュージックイベントだが、ファッションにおいても注目度が高い。今年最も多い9部門でノミネートされたガガは、最多5部門で入賞。登壇の際に衣装の一部としてマスクを着用し、マスク着用の大切さを訴えながらファッショナブルなルックを披露した。
中でも一番話題を集めているのが「クリストファー ジョン ロジャーズ(CHRISTOPHER JOHN ROGERS)」の緑色のガウンと合わせた角付きマスクだ。制作したのは新鋭デザイナーのランス・ビクター・ムーア(Lance Victor Moore)で、ガガのスタイリストであるニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)から直接依頼を受けたという。ガガはほかにも彼が手掛けた“マスク”をヘッドドレスとして、キャンディス・クオコ(Candice Cuoco)がデザインした銀色のジャケットに合わせて着用した。
ムーアは「今年の『VMA』は絶対見るべきとはいわれていたが、自分のマスクが使われているのを見た時点でぶっ飛び、その後にも自分のが使われたのを見てひっくり返りそうだったよ」とコメント。新型コロナウイルスのパンデミックの前からマスクの制作に携わっていたムーアだが、今回ファッション先行のマスク制作で注目を集めている。