「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は2020-21年秋冬の広告キャンペーンに、ラッパーのカーディ・B(Cardi B)を起用した。同広告の看板はパリのルーブル美術館に隣接する建物に9月いっぱい掲げられ、ほかにも台湾、中国、韓国、シンガポール、タイといった国々の屋外広告にも掲出される予定だ。
8月4日にミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)とのコラボレーションとなる新曲「WAP」を公開し注目を集めているカーディ・Bは、広告で黒髪のボブにネイビーのドレスを着用。黄色い子ども用のおもちゃに囲まれて草の上に横たわり、ポーズを決めている。また、おもちゃに交じって同ブランドの新作“ネオ クラシック”バッグが置かれている。
カーディ・Bは「バレンシアガ」を一顧客として愛用してきたというが、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)=アーティスティック・ディレクターとコラボレートするのは今回が初めて。ルックはデムナが選んだ。
撮影はロックダウン中にロサンゼルス在住のカーディ・B自身によって行われた。「バレンシアガ」は、「典型的なキャンペーン制作からいくつかの過程を省くことで、現代的なファッションビジュアルが実現した。ファンタジーと実体験のギャップを埋めるようなものができた。なじみのある場所を使って、無制限の創造性を解放している。カーディ・Bは自分自身のため、もしくは遠く離れたままつながるために一人でドレスアップをすることの感情的な側面を共有している」とコメントした。