マツモトキヨシホールディングスは、エイジングスキンケアに特化したプライベートブランド(以下、PB)「レチノタイム(RETINOTIME)」をこのほど刷新した。シワ改善効果のある製品群を拡充し、「ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)」として生まれ変わった。
同社は、拭きとり化粧水で国内販売シェアNo.1(TPC マーケティングリサーチ調べ)のナリス化粧品と共同開発した「レチノタイム」を2006年にスタートさせ、10年、15年と進化させて今回が4代目となる。「医薬部外品として刷新した。数多くある化粧品の中からたった一つの特別な“私の”化粧品にしてほしいとの思いからブランド名も『ザ・レチノタイム』に変更した」と松田崇マツモトキヨシホールディングス執行役員 営業統括本部営業企画部長兼オンラインビジネスユニットシニアユニットマネージャーは語る。
こだわったのはシワ改善効果のあるラインアップ。化粧水、乳液、日焼け止め乳液、美容液、クリームに、シワ改善で医薬部外品の認可を得たナイアシンアミドを配合している。これにより、シワ改善効能の医薬部外品を展開するブランド・シリーズにおいて最大となる5アイテムをそろえた日本初のブランド(現時点)となったという。
まず6月1日にシワ改善UV乳液「リンクルデイミルクUV」(30mL、2700円)を発売したが、1カ月で既存品と比べ22倍の売り上げを達成。店頭で品薄となり増産態勢を敷いたほど好評だった。その後、9月1日にはナリス化粧品が得意とする拭きとり化粧水でもシワ改善効能と角質ケアをかなえる「リンクルローション」(全2種、各160mL、各3700円)と、シワ改善乳液「リンクルミルク」(125mL、3700円)、シワ改善美容液「リンクルパワーセラム」(30g、7000円)を発売した。11月にはクリーム「リンクルクリーム」(30g、5000円)を展開予定で、これにより、シワ改善効果を多角的にアプローチできるブランドが完成する。
松田崇マツモトキヨシホールディングス執行役員は「今後も『ザ・レチノタイム』はもちろんPBを積極的に打ち出していくので注目してほしい」と意欲的な姿勢をみせた。