「ジェーン・アイルデール(JANE IREDALE)」「リバイタラッシュ(REVITALASH)」の輸入・販売を手掛けるエム・アール・アイ(東京、リッキー二宮・代表取締役)はこのほど、米国に新会社NINO BEAUTY LLC(オレゴン州ポートランド、リッキー二宮CEO)を設立し、日本産のスキンケア製品や美容用品を仕入れ・販売する事業を開始した。同社が長年の輸入事業で培ったノウハウを生かして、Jビューティ製品を米国市場に紹介するのが目的で、すでにオンラインセレクトショップ「Nino beauty」をオープンし、炭酸パックブランドの「エニシー(ENISIE)」をはじめ「エドビオ(EDOBIO)」「ロクジン(LOQZIN)」などリッキー二宮CEOが自らセレクトした7ブランドの商品を販売している。
二宮CEOは「現在、米国市場で流通している日本産の化粧品は資生堂やコーセーなど大手メーカーの製品が多いが、中小規模のブランドにも高い倫理観と技術に基づいて作られた革新的な製品があり、それらは米国でも求められている」と話す。安全性、科学的であること、即効性を基準にスキンケア製品、サプリメント、美容ツールなどのラグジュアリーニッチブランドを厳選して販売する。現地在住の日本人やアジア人を皮切りに、米国の消費者に広く発信していく。中心価格は1万円前後で、製品の内外価格差は約1.1倍程度となる。ブランドによっては現地の販売代理店も務め、ECサイト上のブランド紹介や商品パッケージの成分表示などの英語翻訳、化粧品販売に必要な各種申請を通して米国進出を支援していく。また将来的には現地での直営店の展開も視野に入れている。