毎日新聞社は「第38回毎日ファッション大賞」の受賞者を発表した。大賞は「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」の熊切秀典デザイナー。新人賞・資生堂奨励賞は「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」の横澤琴葉デザイナーが受賞した。表彰式は11月18日に東京・恵比寿のイベントスペース、EBiS303で開催する。
話題賞には、作業服専門店ワークマン(WORKMAN)が2018年9月にスタートしたカジュアル業態ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)。ファッション界の発展に寄与し、功績のあった人(グループ)を表彰する鯨岡阿美子賞には全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(通称:ファッション甲子園)を運営するファッション甲子園実行委員会が選ばれた。
大賞の熊切は神奈川県厚木市出身。1997年に文化服装学院アパレル技術科を卒業後、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のパタンナーを経て2004年に独立。エンターテイメントを立ち上げて、オリジナルブランド「ビューティフルピープル」 を07年春夏にスタート。17年からパリ・ファッション・ウイークでコレクションを発表している。
新人賞の横澤は1991年生まれ、愛知県出身。エスモード東京校総合学科卒業後、アパレル企業にデザイナーとして勤務。2015年に自身のブランド「コトハヨコザワ」をスタートさせた。ブランド内ではコレクションラインのほかに、定番アイテムを集めたライン“トゥードゥー(TODO)”や再利用品を使用したライン “サムバディ(SOMEBODY)”も展開する。
第38回「毎日ファッション大賞」の受賞者は以下の通り。
大賞:熊切秀典 / 「ビューティフルピープル」デザイナー
新人賞・資生堂奨励賞:横澤琴葉 / 「コトハヨコザワ」デザイナー
鯨岡阿美子賞:ファッション甲子園実行委員会
話題賞:「ワークマンプラス」