「プラダ(PRADA)」は9月19日に、再生ナイロンを使用した“プラダ リナイロン(Prada Re-Nylon)”コレクションの新作を発売する。今回初めてアパレルも展開。メンズやウィメンズのほか、雑貨も提案する。
“リナイロン”では、海洋プラスチックごみや漁網、繊維廃棄物を原料とした再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」を使用する。昨年発売したバッグのカプセルコレクションに続いて、今年はさらにラインアップを拡張。今回初めて登場するアパレルは、メンズのオーバーコートやウィメンズのカクテルドレスのほか、Tシャツやパンツなどのスポーティーなアイテムもそろえる。さらに、コンバットブーツやスニーカーなどのシューズ、ハットやベルトなどの雑貨も加わり、バッグはベルトバッグやバックパック、2000年に発表したアーカイブアイテムなどが登場する。全ての商品には「プラダ」のトライアングルロゴを三角形にループした矢印で表現したロゴを配し、タイムレスの概念を表現した。
発売に合わせて9月19日から、プラダ 青山店で同新作アイテムを集めたスペシャルインスタレーションを開催する。店内に設置した複数のスクリーンに、同コレクションの取り組みを紹介するナショナルジオグラフィック制作のショートムービーを映すほか、壁を活用したビデオウォールに、自然の情景と“リナイロン”の製造過程の映像をモノクロームで映すなどの演出を行う。
同取り組みを通して、ナイロンがもたらす地球温暖化の影響を最大80%削減することに貢献し、1万tの再生ナイロン繊維を製造するたびに7万バレルの石油が節約できるという。「プラダ」は2021年末までに「プラダ」の全てのバージンナイロンを“リナイロン”に転換することを目標に掲げる。