フランスのミネラルウオーターブランド「ペリエ(PERRIER)」は、日本人アーティストの村上隆とのコラボレーションを行う。10月にはプレミアム限定版として、オリジナルアートワークのスクリーンプリントを施したガラスボトルを世界各地で発売。2021年初めには、村上の鮮やかな色使いやモチーフを取り入れた“ペリエ オリジナル”全商品の販売を始める予定だ。
村上は、「18歳の頃に、2歳年上の女の子と人生初のデートをした。そのときに銀座にあるお店で、お酒と間違えて『ペリエ』を注文してしまった。何杯も飲んでもアルコールの効果を感じられなかった戸惑いは、今でも鮮明に覚えている」と「ペリエ」との出合いについてコメント。さらに、「私にとって『ペリエ』といえば、もちろん緑色。そして炭酸の心地いい泡の音を連想する。今回のコラボを通して、ブランドの視野を広げるとともに未来を見据えたコンセプトの一端を担えることに感謝している。また、ハグやキス、握手を無意識にできなくなった今、『ペリエ』の泡が舌の上にのったときの刺激的な感覚は、私たちが今でも楽しめる触覚的な体験の一つとしてさらに意味を増すのではないだろうか」と述べた。
「ペリエ」は設立から150年以上の歴史の中で、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やサルバドール・ダリ(Salvador Dali)、ベルナール・ヴィルモ(Bernard Villemot)らと協業。これまで数多くのアーティストが、アートワークやポスターを制作してきた。