アシックス(ASICS)はこのほど、事業活動における電力の100%再生可能エネルギー化を目指す企業で構成する国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟した。加盟によって、2050年までに使用電力を100%再エネ化することを目指す。
「RE100」は国際環境NGOザ クライメイト グループ(THE CLIMATE GROUP)が14年に立ち上げたイニシアチブで、50年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするための気候変動対策を推進することをミッションに掲げる。世界では約250社、日本では楽天や丸井グループなど約38社が加盟する。アシックスは30年までに事業所での再エネ比率を60%以上に拡大することを目標に掲げ、すでに世界本社、欧州本社、アシックススポーツ工学研究所で再エネ化100%を達成している。
廣田康人社長COO(最高執行責任者)は「気温上昇を1.5℃未満に抑えるべく気候変動問題に先進的に取り組み、スポーツができる環境を守ることは、持続可能な経営を行うために不可欠だ。今後も将来世代にわたり人々が心身ともに健康に生活できる世界を目指し、積極的に取り組んでいく」とコメントした。